日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
Three color flow cytometryを用いた消化器癌患者の末梢血リンパ球サブセットの検討
隅田 英典片岡 誠桑原 義之川村 弘之三谷 眞己佐藤 篤司服部 浩次西脇 巨記中野 浩一郎木村 昌弘成田 清小山 浩加藤 丈博正岡 昭
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29 巻 (1996) 7 号 p. 1643-1651

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抄録

担癌生体の免疫機能を評価するために, 消化器癌患者73例 (胃癌45例, 大腸癌16例, 食道癌6例, 肝臓癌3例, 膵臓癌3例) と非担癌患者17例を対象とし, モノクローナル抗体を用い末梢血リンパ球サブセットを測定した.
T細胞のなかでは担癌状態および癌の進展によりCD3 (+) HLA-DR (+) (activated T) 細胞とCD8 (+) CDllb (+) (suppressor T) 細胞が増加する傾向が認められた.Natural Killer (NK) 細胞は担癌状態により増加し, そのサブセットでは病期の進行により活性の弱いCD57 (+) CD16 (-) 細胞と中間の活性を示すCD57 (+) CD16 (+) 細胞の増加傾向が認められた.またlymphokineactivated killer (LAK) 細胞については, CD3 (+) CD16 (-) CD56 (+) (T-LAK) 細胞が病期の進行により増加する傾向を認めた.

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