馬場記念病院外科
38 巻 (2005) 1 号 p. 98-101
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虫垂が大腿裂孔に嵌頓した極めてまれな1例を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 症例は53歳の女性で右鼠径部の圧痛を伴う腫瘤を主訴に近医受診し, ヘルニア嵌頓の診断にて当院紹介となった. 右鼠径部に約5cm大の有痛性腫瘤を認め, 同日大腿ヘルニア嵌頓の診断で緊急手術を施行した. ヘルニア内容は壊死した虫垂であり, ヘルニア根治術および虫垂切除術を施行した. 術後経過は良好で第4病日退院となった. イレウス症状を伴わない嵌頓ヘルニアの場合, 虫垂嵌頓も考慮すべきであると考えられた.
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