日本消化器外科学会雑誌
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Print ISSN : 0386-9768
術後5年以上経過後に骨・骨髄転移再発を来した胃癌3症例
三重野 浩朗木下 平小西 大中郡 聡夫高橋 進一郎後藤田 直人
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39 巻 (2006) 11 号 p. 1672-1677

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抄録

我々は術後5年を経た後に骨・骨髄転移を来した胃癌の3症例を経験した. 症例1は49歳の女性で, 噴門直下のtype3病変に対し胃全摘+膵体尾部切除術を施行. 病理組織学的にはss, n2, Stage IIIAであった. 術後5年7か月後に高度の貧血を指摘され紹介. 血液・画像検査より, 骨髄転移と診断された. 症例2は44歳の男性で, 胃体中部のtype3病変に対して胃全摘+脾摘術を施行した. 病理学的にはss, n2, Stage IIIAであった. 術後6年10か月後に腰背部痛を主訴に精査を行い多発骨転移と診断された. 症例3は58歳の男性で, 胃前庭部のtype3病変に対し幽門側胃切除術を施行. 病理組織学的にはmp, n1, Stage IIであった. 術後7年4か月に腰背部痛出現し, 精査にて多発骨転移と診断された. 胃癌術後5年以降での骨, 骨髄転移再発の報告は極めて少ないが, 頻度は低いものの認識すべき晩期再発の1形態と考え, 報告した.

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