日本消化器外科学会雑誌
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FDG-PETで陽性所見を呈した脾原発炎症性偽腫瘍の1例
竹内 聖柏木 裕貴藤田 博崇近藤 昭宏岡田 節雄
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41 巻 (2008) 2 号 p. 218-223

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抄録

患者は38歳の女性で, 発熱と左肩痛を主訴に近医を受診し, CTで脾腫瘍を指摘され当院紹介となった. 血液検査でCRPと可溶性IL-2レセプター値が上昇していた. 腹部CTで脾臓に82mmの造影されない辺縁明瞭な腫瘤を認めた. FDG-PETで腫瘤に一致してFDGの強い集積を認めた. 脾腫瘍の診断で脾臓摘出術を施行した. 肉眼的には78×76mmの境界明瞭, 充実性腫瘤で赤褐色と白色調の部分が混在していた. 病理組織学検査で脾原発の炎症性偽腫瘍と診断された. 脾原発炎症性偽腫瘍のFDG-PET所見についての本邦報告例はなく, 若干の文献的考察を加えて報告する.

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