患者は38歳の女性で, 発熱と左肩痛を主訴に近医を受診し, CTで脾腫瘍を指摘され当院紹介となった. 血液検査でCRPと可溶性IL-2レセプター値が上昇していた. 腹部CTで脾臓に82mmの造影されない辺縁明瞭な腫瘤を認めた. FDG-PETで腫瘤に一致してFDGの強い集積を認めた. 脾腫瘍の診断で脾臓摘出術を施行した. 肉眼的には78×76mmの境界明瞭, 充実性腫瘤で赤褐色と白色調の部分が混在していた. 病理組織学検査で脾原発の炎症性偽腫瘍と診断された. 脾原発炎症性偽腫瘍のFDG-PET所見についての本邦報告例はなく, 若干の文献的考察を加えて報告する.