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頭頸部癌
Vol. 30 (2004) No. 3 P 407-412

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http://doi.org/10.5981/jjhnc.30.407

頭頸部がんに対する化学療法の新展開

当科では, 合併症のない頭頸部扁平上皮癌進行例を対象にDocetaxel (以下DOC), Cisplatin (以下CDDP), 5-FUの3剤 (以下TPF) 併用同時放射線化学療法とCDDP, 5-FU, Methotrexate (以下MTX), Leucovorin (以下LV) の4剤 (以下PFML) 併用化学療法と放射線治療を施行している。今回, それらの化学療法と放射線治療の有効性を検討し, 各々, neo-adjuvant chemotherapy後放射線治療施行した群 (以下NAC後RTx) と同時放射線化学療法施行群 (以下同時CRTx) とを比較した。また, 頭頸部扁平上皮癌における放射線化学療法の適応と限界に関して考察した。副作用は, TPF, PFML両群とも同時CRTxがNAC後RTxよりも, 白血球減少, 好中球減少, 口内炎などで重度であったが, 管理を厳重に行えば十分施行可能であった。CR率では, やはり, TPF, PFML両群とも同時CRTxがNAC後RTxよりも良好な結果が得られた。また, 放射線化学療法にてCRが期待できる限界は, T3以下, N2b以下と考察された。

Copyright © 2004 日本頭頸部癌学会

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