頭頸部癌
頭頸部癌治療における我が国からの科学的根拠に基づいた情報発信に向けて
頭頸部癌手術療法のエビデンスと多施設共同研究に向けた今後の方策
冨田 俊樹小澤 宏之田川 崇正坂本 耕二小川 郁藤井 正人
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32 巻 (2006) 3 号 p. 300-305

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抄録

頭頸部進行癌の治療において手術は重要な役割を果たしているがエビデンスが不明確な手術は多い。海外の多施設共同研究により得られた頭頸部癌手術療法のエビデンスを検証し,本邦において今後どのような共同研究を行うべきか考察した。手術を含む多施設共同研究は,手術療法と他の治療法の比較,手術療法同士の比較,手術を加えるか否か,術後補助療法の比較に分類される。手術と化学放射線療法の比較,全頸部郭清術と選択的頸部郭清術の比較,化学放射線療法後の計画的頸部郭清術,術後照射と術後化学放射線療法の比較研究について考察した。
共同研究を行うためには頭頸部外科医,放射線科医,腫瘍内科医の間で共通の言語を持つ必要がある。そのためには切除不能の定義を明確にすること,米国のNCCN(National Comprehensive Cancer Network)ガイドラインなどを参考にすることが重要である。

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© 2006 日本頭頸部癌学会
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