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頭頸部癌
Vol. 36 (2010) No. 4 P 452-455

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http://doi.org/10.5981/jjhnc.36.452

明日の診療に役立つ頭頸部癌の基礎研究

頭頸部癌に対する化学予防の研究の歴史と,米国を中心に行われている頭頸部癌化学予防の臨床研究について概説した。疫学的,基礎的研究から以前よりビタミンA誘導体のレチノイン酸を用いた化学予防が注目されており,前癌病変の進行抑制には一定の効果を示す。しかしながら,二次癌の予防については大規模なランダム化比較試験ではその有用性は証明されていない。その他にCOX-2阻害薬,カテキン(EGCG)などの化学予防効果も注目されているが,二次癌予防への有用性はいまだ確立はしていない。頭頸部癌治療の現場において治療成績向上のためには,重複癌の制御は大きな課題であり,今後の臨床研究の結果が待たれる。

Copyright © 2010 日本頭頸部癌学会

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