頭頸部腫瘍
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当教室における喉頭癌の治療成績の検討
山本 信和高橋 裕子児玉 章石井 哲夫大川 智彦
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1990 年 16 巻 2 号 p. 109-112

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抄録

1981年から1988年の8年間に当科で一次治療を行った喉頭癌104症例の治療成績を検討した。男女別では男性97人, 女性7人で, 圧倒的に男性に多かった。発生部位別では声門上癌は28例で, これは比較的進行例が多かった。声門癌は76例で, 反対に比較的早期例が多かった。治療成績は声門上癌で5年生存率51.8%, 喉頭保存率46.4%であった。声門癌では同様に5生率は85.1%, 喉保率は77.6%であった。死因は声門上癌は原病死が多く, 声門癌は他因死, 特に重複癌が多かった。したがって, 今回の検討では声門上癌の治療の徹底と重複癌監視のための計画的経過観察が必要であると思われた。

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