頭頸部腫瘍
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口腔癌の頸部リンパ節転移に関する臨床的・病理組織学的検討
篠原 正徳嶋田 誠原田 猛竹之下 康治岡 増一郎
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1990 年 16 巻 2 号 p. 113-118

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抄録

原発巣の組織学的悪性度より転移リンパ節での腫瘍の病態を推測しえるか否かについて検討すべく, 原発巣生検材料での腫瘍の浸潤様式と転移リンパ節での腫瘍の浸潤様式ならびに増殖進展様式について検索した。その結果, 原発巣の浸潤様式程度は症例あたりの転移リンパ節個数, 転移リンパ節での腫瘍の浸潤様式, 節外浸潤頻度と強く関連し, 予後判定因子として重要であることが示唆された。特に高度浸潤型では転移巣での発育も早く, 節外浸潤しやすい傾向がみとめられた。また, 頸部リンパ節転移巣の治療法決定に際しても重要な指針になりえると考えられた。

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© 日本頭頸部癌学会
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