頭頸部腫瘍
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Interferon の局所投与を行った頭頸部悪性黒色腫の5症例
高崎 宗太窪田 哲昭海野 博之宮尾 源二郎田中 裕之井藤 博之大谷 尚志
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1990 年 16 巻 2 号 p. 126-131

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抄録

頭頸部悪性黒色腫 (MM) 5症例に対して Interferon (IFN) の局所投与を行い, うち4症例に Complete Response (CR) をみとめた。鼻腔症例は, DAV療法, Linac 照射が奏効せず, IFN-αの局所投与のみでCRを得た。鼻副鼻腔症例は術後の局所再発部位にIFN-βの局所投与を行い, わずかな色素沈着を残すのみとなった。鼻中隔症例, 鼻前庭症例, 鼻背症例に対しては, 当初よりIFN-βの局所投与のみでCRとなった。頭頸部領域におけるMMの治療上, 広範囲全摘が不可能であっても, IFNの局所投与が部位的に確実に行える症例に対しては, IFNの位置付け役割は特記すべきものと思われた。

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© 日本頭頸部癌学会
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