頭頸部腫瘍
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頭頸部癌組織内のラミニン, タイプ4コラーゲン, フィブロネクチンの分布
鈴木 守高坂 知節粟田口 敏一橋本 省
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1990 年 16 巻 2 号 p. 26-29

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抄録

頭頸部癌組織におけるラミニン, タイプ4コラーゲン, フィブロネクチンの分布を免疫組織染色にて調べた。頭頸部癌原発巣未治療例28例, リンパ節転移部11例を対象とした。ラミニン, タイプ4コラーゲンは癌細胞塊と間質の境界部に存在した例が多かったが, 正常上皮とは異なり, 不連続的, 部分的であった。フィブロネクチンは間質にびまん性に存在した。各例について切片全体の癌細胞塊周囲の距離の和に対するラミニンが陽性である部分の距離の和の比を測定した。この比が80%未満の原発巣では臨床的に明らかなあるいは潜在的なリンパ節転移があり, またリンパ節転移のない原発巣ではこの比が80%以上であった。

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© 日本頭頸部癌学会
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