頭頸部腫瘍
Online ISSN : 1883-9878
Print ISSN : 0911-4335
ISSN-L : 0911-4335
頬粘膜癌に対するブレオマイシンまたはペプロマイシン併用による放射線治療成績
藤田 昌宏真崎 規江清水谷 公成池田 恢又吉 喜伸村山 重行淵端 孟久保 和子古川 惣平
著者情報
ジャーナル フリー

1990 年 16 巻 2 号 p. 50-54

詳細
抄録

1972年から86年までの15年間に大阪大学放射線科でブレオマイシン (BLM) またはペプロマイシン (PEP) 併用による放射線治療を行った頬粘膜扁平上皮癌64例および放射線単独の治療を行った18例について検討した。BLM90mg/6fr/3週またはPEP45mg/9fr/3週, 60mg/6fr/3週と放射線治療30Gy/15fr/3週投与した。非再発生存率は, BLM/PEP併用例は5年73%, 放射線単独例は67%であった。一次治療として放射線治療に引き続いて手術を行った症例を除くと, 2年局所制御率は, BLM/PEP併用例は80%, 放射線単独症例は57%であった。BLM/PEP併用例のCR率は52%であり, このうち一次治療として手術を追加しなかった症例の最終的な2年局所制御率は27/28 (96%) であった。

著者関連情報
© 日本頭頸部癌学会
前の記事 次の記事
feedback
Top