頭頸部腫瘍
Online ISSN : 1883-9878
Print ISSN : 0911-4335
ISSN-L : 0911-4335
本邦における進行性鼻壊疽の実態
青笹 克之堀内 敬介佐々木 良二前田 一松永 亨I. FRIEDMANN
著者情報
ジャーナル フリー

1990 年 16 巻 2 号 p. 69-72

詳細
抄録

進行性鼻壊疽は, 組織学的にみると, Wegener 肉芽腫 (WG), 悪性リンパ腫 (ML), polymorphic reticulosis (PR) を含む。WGは炎症性疾患であり, PRはTリンパ腫である。本研究では進行性鼻壊疽におけるWG, ML, PRの頻度を本邦および英国例について調査した。組織学的および臨床的所見より, 本邦例ではWG 68例, PR 129例, ML 92例, 慢性炎症44例, その他が7例であった。外来患者10万人あたりのWG, PR, MLの頻度は, 本邦で4, 8, 6であり, 英国では8, 4, 1であり, リンパ球増殖疾患とWGの比は本邦では3.5:1と英国に比して高い。文献的にも mongolian ethnic group には鼻のリンパ球増殖性疾患が多いようである。

著者関連情報
© 日本頭頸部癌学会
前の記事 次の記事
feedback
Top