頭頸部腫瘍
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上眼窩裂を破壊した神経鞘腫の画像診断と Craniofacial Surgery
行木 英生
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1990 年 16 巻 2 号 p. 7-11

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抄録

49歳女性の右眼の上眼窩裂を中心に生じた神経鞘腫の量的質的診断として各種の画像および頭蓋顔面外科手術による摘出法をビデオで供覧した。提示した画像は, 視束管撮影, 上眼窩裂断層撮影, CT, MRIおよびDSAの5種類で, 術前のCT, MRI, DSAの画像から髄膜腫よりも神経腫が, 海綿静脈洞の外側で硬膜に接し, 上眼窩裂から眼窩内に伸展している所見が得られた。術後のCTおよび3次元CT画像からは眼窩周辺の再建状況が把握できた。頭蓋顔面外科手術による腫瘍摘出術は拡大前頭骨頬骨経由法を応用したもので, 術前診断通り, 硬膜外の神経鞘腫を全摘しえた。術後の合併症はなく, 視力は光覚弁から0.01まで改善した。

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© 日本頭頸部癌学会
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