17 巻 (1991) 2 号 p. 76-80
3Hサイミジン取り込み阻害法またはコロニー法による, 制癌剤感受性試験施行検体106例中, 評価可能であった52例について検討した。頭頸部悪性腫瘍の全種類の原発, 転移を含めた癌細胞の有感受性率は, PEP 31%, BLM 26%, MMC 19%, ADM 16%, CDDP 15%, 5FU 14%であった。現在までに, 11例に感受性試験を参考に利用した。そのうち5例は進行癌症例で, 臨床相関は67%であった。一方, 6例は手術を併用した上顎癌症例であり, 効果判定には長期の臨床経過の検討が重要である。