頭頸部腫瘍
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咽頭癌の頸部リンパ節転移の超音波断層診断
リンパ節区分での比較検討
高畑 喜延佃 守古川 政樹山下 耕太郎金子 まどか持松 いづみ澤木 修二
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1992 年 18 巻 2 号 p. 161-165

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抄録

咽頭癌の頸部リンパ節転移107例のうち, 超音波断層法で検索できたリンパ節201個について種々の検討を加え, つぎの結論を得た。
1. 転移の好発部位は何れの癌も, 上内深頸リンパ節, 中内深頸リンパ節で, 上・中咽頭癌はこのほか副神経リンパ節にも多くみられた。
2. 大きさは上咽頭癌は112~2499mm3, 中咽頭癌が112~2,499mm3のものが多く, 下咽癌は1,000~4,999mm3の大きさで, 前二者より大きい傾向を示した。
3. 咽頭癌のリンパ節転移の病像を正しく把握するには超音波断層法による画像診断が有用である。その場合, 転移部位, 大きさを判断する必要がある。

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© 日本頭頸部癌学会
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