頭頸部腫瘍
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人工歯根を併用した下顎再建
大野 康亮中村 好宏代田 達夫松浦 光洋山崎 善純清水 敏之森紀 美江道 健一
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1994 年 20 巻 3 号 p. 470-475

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抄録

腸骨の Particulate cancellous bone and marrow (PCBM) は生存する細胞成分が豊富で骨新生が早いこと, 下顎骨再建の際の加工性が高いことなどの長所を有している。このため当科ではPCBMを応用した腸骨の再構成法による下顎再建法を行っている。最近では, さらに下顎再建例に人工歯根を応用し, インプラント義歯による口腔機能の回復を図っている。人工歯根を併用した腸骨再構成法による下顎再建法は有用な方法と思われるので, 当科の経験を基礎的検討とともに報告した。

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© 日本頭頸部癌学会
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