頭頸部腫瘍
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下顎歯肉癌における切除法の検討
下顎辺縁切除と区域切除の境界
草間 幹夫岸 豊子星 健太郎名取 恵子松本 玲子生田 稔亀卦川 昭宗酒井 英紀榎本 昭二倉林 亨
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1997 年 23 巻 3 号 p. 631-636

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抄録

下顎歯肉癌に対する手術は, 従来より区域切除を主体として行われ, 良好な治療成績が得られているが, それを基本としつつ患者のQOLを考慮し辺縁切除の適応の拡大に努めてきたので報告した。
下顎骨吸収深度 Grade2 (骨体部, 下顎管上の骨吸収) で, 骨吸収様式が平滑型 (Pressure type) の症例までは下顎辺縁切除が可能であった。腫瘍の軟組織進展範囲別では頬側進展型に原発巣再発の頻度が高く, 区域切除の適応が多かったが, 下顎歯肉癌全体で術前治療後の縮小手術は14.9%に行われた。画像診断特に Dental CTにより, 下顎下縁の保存に関する判断が容易となった。

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© 日本頭頸部癌学会
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