頭頸部腫瘍
Online ISSN : 1883-9878
Print ISSN : 0911-4335
機能再建と機能評価
口腔進展がん, 中・下咽頭がん
鎌田 信悦川端 一嘉苦瓜 知彦保喜 克文三谷 浩樹内田 正興
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24 巻 (1998) 3 号 p. 435-439

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抄録

1973-1994年までの期間に再建術をおこなった頭頸部癌1693例のうち, 術後死を除く口腔癌再建例470例を研究対象に, 有茎皮弁と遊離皮弁を以下の観点で比較した。1) 皮弁壊死発生率: 壊死発生率はDP: 22%, PMMC: 16%, Free: 3%であり, 遊離皮弁の安全性が証明された。2) 唾液瘻発生率: 皮弁壊死症例を除き, 唾液瘻発生率を集計すると以下のとうりである。DP: 37%, PMMC: 15%, Free: 6%である。3) 術後経口摂取開始までの期間: この集計も皮弁壊死症例で再手術を要したものは除外し, 平均値で示した。DP: 48日, PMMC: 27日, Free: 14日であった。4) 入院期間: 初回手術 (DP皮弁の Delay も含む) から退院までの平均期間である。術後死は除外したが, 皮弁壊死症例は含めた。DP: 108日, PMMC: 49, Free: 31であった。5) 平均手術時間は遊離皮弁, PMMC, DPがそれぞれ7.4, 6.3, 6.7時間であった。6) 術後発語明瞭度は皮弁間に有意差は見られなかった。

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