頭頸部腫瘍
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当科における重複癌の検討
同時食道癌を中心に
大貫 純一大上 研二酒井 昭博浜野 巨秀飯田 政弘高橋 正紘
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2004 年 30 巻 1 号 p. 67-70

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抄録

近年, 重複癌の増加が注目されている。1995年1月から2000年12月の間に当科で治療した頭頸部癌症例337例中, 76例 (22.8%) に重複癌が見られた。約85%は食道, 胃, 頭頸部領域に見られた。以前当科で1982年から1992年の問に治療した頭頸部癌における同時食道癌について報告した。その頻度は今回我々が調査した結果と同程度であった。これは, 1980年ごろから上部消化管内視鏡検査を重要視し, スクリーニングを行ってきた結果と考えている。頭頸部癌の治療を行ううえで重複癌の存在は無視できない因子であり, 上部消化管内視鏡検査の有用性を認識した。

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© 日本頭頸部癌学会
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