2025 年 51 巻 4 号 p. 670-675
小児・思春期の一次性頭痛患者のアンメットニーズはおもに2つある. (i) 適切な病院や診療所などの医療機関にアクセスできないこと, (ii) 受診した医療機関で満足のいく薬や治療法がないということである.2024年6月現在,頭痛専門医は1,027名で,小児・思春期の頭痛患者の受診先の候補となる.小児の治療薬としてアセトアミノフェンは保険適用がある.成人で有効なジタン,抗カルシトニン遺伝子関連ペプチド (CGRP) 抗体ならびにCGRP受容体抗体は保険適用がない.今後これらの薬剤の小児への有効性が認められ使用できるようになり治療の選択肢がふえることが望まれる.