ペルーの沖合で採集された大型のレプトセファルス幼生にっいて, 予報的にその形態と採集の記録を報告した.この幼生は全長74.7cmで, 糸状の尾部をもち, 腹鰭と発達した背鰭がなく, Leptocephalus giganteus Castle, 1959によく似ているが, 色素配列が異なる.この種はSmith (1970) によればNotacanthiformのものと考えられている.また, 今回の標本にはL.giganteusには記載のない肉質小突起が体側下縁に認められる.採集地は8°22'S: 79°56'W (水深218m) で, トロールネットによって, かなり上層と思われるところから採集された.