北海道大学水産学部動物学教室
1973 年 20 巻 2 号 p. 120-122
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
1964年1月, インド洋で全長1850mmの白いトラフザメが捕獲された. この個体と正常なトラフザメを比較した結果, この白いトラフザメと正常なトラフザメの間の唯一の差は体色で, 眼の色を含め他の形質にはまったく差異が見られなかった. したがって, 本個体をトラフザメの不完全な白子 (partial albino) と断定した.現在まで板鯉魚類の白化現象は本例を含め10例が報告されているが, 本例のように大きな個体は珍らしく興味深い.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら