中京大学教養部
1983 年 30 巻 1 号 p. 61-71
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雄親が卵の口内保育を行うクロホシイシモチ (テンジクダイ科) の求愛産卵行動を, 和歌山県白浜および鹿児島県桜島での潜水観察をもとに記載した。また, 様々な時期の卵塊の受精率を調べ, 放卵にやや遅れて放精・受精がおこることを明らかにした。産卵期に影響を及ぼす環境要因と, 一連の求愛産卵過程における各行動の機能と解発因について論じ, また, テンジクダイ科における口内保育担当者の性についても若干の考察を加えた。
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