魚類学雑誌
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Balistes capriscus (モンガラカワハギ科) の仔魚における鰭支持骨の形成
松浦 康修Mario Katsuragawa
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1985 年 31 巻 4 号 p. 411-421

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抄録

モンガラカワハギ科の1種Balistes capriscusの鰭支持骨の形成について, 体長3.2mmから23.5mmのalcian blueとalizarin redで染色した標本にもとついて記載した.第1背鰭の前方2棘を支える担鰭骨は発生初期には2個の部分から成り, そのゆ合は体長4.7mm頃におこる.腰骨先端の鰭条こん跡は, 発生初期には2対の鰭条からなることが確認された.特化した尾骨は, urostyleと4個のhypuralのゆ合からなる.

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© 日本魚類学会
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