Department of Fisheries, Faculty of Agriculture, Kyoto University
1986 年 32 巻 4 号 p. 379-386
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ウツボ科魚類において顎歯の形態, 配列様式は重要な分類形質となるが, その顎歯に性的二型のあることがアラシウツボ属Echidna2種, ウツボ属Gymnothorax 1種において観察された.アラシウツボ属のクモウツボE.nebulosaとシマアラシウツボE.polyzonaでは歯の形態に差異が認められる.これら2種の雄は前上顎骨板周辺列の歯が鋭い.またクモウツボの雄ではこの部分の歯および下顎前部の歯に顕著な鋸歯状部を持つ。一方, 両種の雌は鈍い円錐状である.
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