中京大学教養部
1987 年 33 巻 4 号 p. 431-434
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沖縄県瀬底島のサンゴ礁においてヤライイシモチの繁殖行動を潜水観察した.日没の約1時間前から雌雄1対のペアを形成して求愛を始め, 日没の1-2時間後に産卵した.直径2-3cmの卵塊が一気に産み出され, 数秒後, まだ雌の腹部からぶら下っているうちに, 雄が口にくわえた.他のテンジクダイ科魚類の産卵行動と比較して, 夜に産卵することの意味およびこの科における口内保育行動の起源について若干考察した.
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