田中達男記念生物実験所
東京大学農学部水産学科
1987 年 34 巻 1 号 p. 108-112
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三宅島の伊ケ谷湾ではウミスズメとシマウミスズメのなわばりがかなり重複するため, 両種の食性を調べ, 食いわけを行っているかどうかを明らかにした.ウミスズメは岩や転石に付着する海綿類や腹足類の卵を主に食べていたのに対し, シマウミスズメは砂地に生息する多毛類や, 岩や転石に付着するホヤ類を主に摂餌していた.両種の餌には明瞭な差があることが判明した.
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