魚類学雑誌
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雌雄同体性メダ力目魚類Rivulus marmoratus の鱗の生長と形成過程
Eun-Ho ParkSeung-Hwi Lee
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1988 年 34 巻 4 号 p. 476-482

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抄録

実験室で飼育した雌雄同体性メダカ目魚類Rivulus marmoratusの鱗の形質, 生長および発生過程について観察した.鱗は円形又は長円形の円鱗でその大きさは直径にして0.3-1.0mmである.隆起線は魚の成長の初期段階でその数を急激に増すが, その後は成長と相対的な増加をした.鱗は3つの部位から発生した.まずふ化後8日目の仔魚の頭頂部, ついで尾柄部側線上の後方, そして鯉蓋下方部から出現した.鱗の形成はふ化後6週間で完了した.

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© 日本魚類学会
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