Institute of Marine Biology, National Sun Yatsen University
1988 年 35 巻 1 号 p. 90-97
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クマノミとハマクマノミの水槽内での発音を記録し, 両種の違いを比較した.pop-chirp発音は優越個体のみにみられ, 咽頭歯をすりあわせることにより発生する.クマノミ類の発音する種類は, 発音しない種類に比べ, ceratobranchial plateと2nd to 4th pharyngobran-chialsに長い犬歯をもっている.クマノミの従属個体は, 体を間断なく動かしながら, 優越個体に対し, 別種の音 (shaking sound) を出す.この音は流体力学的なものであろう.
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