魚類学雑誌
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四万十川河口域におけるスズキ, ヒラスズキ仔稚魚の出現の季節変化と食性
藤田 真二木下 泉高橋 勇夫東 健作
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1988 年 35 巻 3 号 p. 365-370

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抄録
四万十川河口域の浅所にスズキ仔稚魚 (4.6-60.9mmTL) およびヒラスズキ仔稚魚 (11.2-55.1mmTL) が同所的に1986年1月から5月の間出現した.採集量はスズキの方がヒラスズキよりかなり多かった.スズキは, 出現量, 摂餌量ともコアマモ場内で多く, 主に橈脚類と枝角類を摂餌していた.一方, ヒラスズキはコアマモ場とそれ以外の水域で出現量, 摂餌量とも大差なく, 主に橈脚類と仔魚を摂餌していた.今回の結果から, 河口域はスズキにとっては主生育場であるが, ヒラスズキにおいては, そうでないことが示唆された.これら近似2種における初期生態の相違は, 両種の分化を推論する1つの手がかりとなるかもしれない.
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© 日本魚類学会
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