北海道大学水産学部水産動物学講座
1989 年 35 巻 4 号 p. 466-468
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Sciaena distincta Tanaka, 1916の完模式標本を検討した結果, 本種は従来その学名が有効とされてきたコニベ属のJohnius tingi (Tang, 1937) と同一であることが判明した.したがってJ. dlstinctus (Tanaka) に先取権があり, この学名が命名法上有効である.Tanakaは和名チョウセングチを提唱しているが, 安定性の見地から現在広く用いられている和名アブラグチを用いるべきである.
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