東京水産大学水産生物学講座
1989 年 36 巻 1 号 p. 22-29
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真骨魚類510種 (31目, 198科) の魚類について, 軟骨, 硬骨二重染色法によって透明標本を作成し, 尾部を構成する硬骨要素と軟骨の有無を調べた.その結果, 尾部に存在する軟骨の存在場所がほぼ把握できたので, 尾部骨格を構成する諸硬骨との位置関係に基づいた統一的な軟骨の命名法を提唱した.また, 関連の主要業績についても再検討を加えた.この命名法は大多数の魚種に適応でき, それによって尾部の軟骨要素を種々の魚種間で比較しうる形質として捉えることが可能となった.
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