Department of Zoology, Bihar University
1990 年 36 巻 4 号 p. 427-431
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ナマズの一種Glyptothorax pectinopterusの胸部腹側に存在する固着器官は, 中央に形成された三角形のくぼみの周辺に交互に配列した多数の縦走する隆堤と溝とから構成されている.渓流域の岩石などの付着基物に対する固着は, 胸鰭と腹鰭の下面とこの固着器の縦走堤に生えている鉤状で角質化した表皮性の棘によって行われる.粘液細胞および杯細胞が産生した粘液多糖類からなる表面を被覆する分泌物は, 機械的磨滅から固着器を保護している.
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