魚類学雑誌
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タンガニーカ湖産付着藻類食性カワスズメ科魚類Asprotilapia lepturaの摂食行動
山岡 耕作
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1990 年 37 巻 1 号 p. 80-82

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抄録

タンガニーカ湖に固有な付着藻類食性カワスズメ科魚類Asprotilapia lepturaの摂食行動を記載した.成魚は摂食を行う岩面に約2mmまで接近し, 頭部腹面に位置する口を素早く連続的に突出し (平均突出回数6.2/秒) 岩面を打つ特徴的な摂食行動を示した.これを「pecking」と呼んだ.小型個体は, 摂食に際して連続突出回数が少なくなり, 単発の突出頻度が高くなる傾向を示した.

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© 日本魚類学会
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