千葉県立中央博物館学芸部動物科
コペンハーゲン大学動物学博物館
1991 年 38 巻 1 号 p. 1-5
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相模湾中央部の中・深層から採集された25個体のニセイタチウオ科魚類の標本に基づき, 新種サガミニセイタチウオPara-brotula tanseimaruを記載した.本種はニセイタチウオ属2番目の種であり, 既知種ニセイタチウオと共に相模湾に出現する.本種は背鰭鰭条数が多いこと (44-50対34-43) および総脊椎骨数が多いこと (64-73対54-64) で既知種と識別される.本種は沿岸寄りの中・深層帯に分布する胎生魚で, 主として橈脚類を摂餌している.
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