日本舌側矯正歯科学会会誌
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インプラントを固定源とした矯正歯科治療の現状と今後の展望
山本 照子
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2014 年 2014 巻 24 号 p. 31-42

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抄録

 近年,国内外において,ミニインプラントを固定源に用いた矯正歯科治療が急速に普及してきた.なかでも,矯正歯科医が自ら埋入可能な歯科矯正用アンカースクリューは,上下顎歯槽骨において様々な部位に植立でき,術式も比較的簡単で,術後の痛みも軽微である.本稿では,歯科矯正用アンカースクリューの薬事承認の経緯,これまでの臨床応用,安全性と安定性を考慮したアンカースクリューの最適な長さについての最新の研究について報告する.

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© 2014 日本舌側矯正歯科学会
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