日本舌側矯正歯科学会会誌
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タイプの異なる小臼歯非抜歯の2治験例
中川 学
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2023 年 2023 巻 33 号 p. 19-29

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抄録
リンガル矯正治療では,特に下顎で非常に固定源が強く,叢生が少ない症例などでは小臼歯非抜歯でもそのバイオメカニクスから下顎前歯を後退させる事も期待できる.それに加え,近年比較的頻繁に活用されるようになった歯科矯正用アンカースクリューやIPRを併用することで,ラビアル矯正治療よりも症例によっては小臼歯非抜歯で治療できる場合が多いと考える.今回これらの事を考慮しタイプの異なる不正咬合の2症例にリンガル矯正治療を行い,良好な結果を得られたのでその詳細を報告する.
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© 2023 日本舌側矯正歯科学会
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