日本舌側矯正歯科学会会誌
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バイオメカニクスを考慮したアンカレッジシステムについて
竹元 京人スクッゾ ジュゼッペ
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2008 年 2008 巻 19 号 p. 28-31

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抄録

リンガルの装置を用いて治療を行う場合、唇側の矯正装置とかなり異なる歯の移動を経験することがある。特に舌側矯正では、治療の初期に臼歯部の離開を生じたり、又、歯にかかるモーメントやバイオメカニクスにかなりの差を生じる。
治療中これらのバイオメカニクスを考慮に入れてアンカレッジシステムを選択するわけであるが、この際水平方向のみのコントロールのみならず垂直方向のアンカレッジコントロールも重要な要素となる。
これらのことを踏まえた上でアンカレッジシステムをどう選択してゆけば良いのかについて私見を述べたい。

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