和歌山大学システム工学部
2009 年 50 巻 2 号 p. 131-135
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本稿では, 音声モーフィングと呼ばれる技術が, 声の分析と臨床においてどのような可能性をもつかについて紹介する. 音声モーフィングは, 新しい音声分析変換合成法であるTANDEM-STRAIGHTに基づいている. ここで用いられている分析法は, 病的音声に見られるような複雑な声帯振動にも対応可能であると考えられる. このような分析方法としての可能性に加え, 音声モーフィングとして用いることにより, 治療目標とする声を, 本人の声を用いて事前にシミュレーションできる可能性を有している.
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