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音声言語医学
Vol. 51 (2010) No. 4 P 351-354

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http://doi.org/10.5112/jjlp.51.351

原著

同一の切除範囲や同一の再建皮弁における構音機能を検討するために,舌可動部半切術,大胸筋皮弁による再建術を行った症例で術後6ヵ月以上経過している9例を対象とし,皮弁の形状分類と,舌の可動性の評価を行い,これらと発語明瞭度との関連を検討した.
その結果,発語明瞭度は隆起型71.6%,平坦型84.4%,陥凹型34.1%であり,陥凹型は低い傾向を示した.舌の可動性は,前方可動性,側方可動性ともに,隆起型では発語明瞭度と相関する傾向を認めたが,陥凹型では相関しなかった.皮弁の形状が舌の可動性よりも発語明瞭度に与える影響が大きい可能性があり,皮弁の形状は平坦型以上の隆起が必要と考えられた.

Copyright © 2010 日本音声言語医学会

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