J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

音声言語医学
Vol. 52 (2011) No. 1 P 19-25

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.52.19

原著

聴衆者の有無によって高/低不安状況を設定し, 成人の吃音者, 非吃音者各10名を対象に, 音読課題を行った. 主観的不安, 吃音生起率, 発話速度, 母音の第1, 第2フォルマント, 母音空間, CD値, GA値を解析した. その結果, 両状況において吃音者群のほうが主観的不安が高かった. また, 吃音者群では, 高不安状況において母音空間の縮小 (F1の/a/, F2の/i/における中心化) が認められ, /a/のCD値が増加し, /i/のCD値, GA値が減少した. さらに, 高不安状況では, 吃音生起率が有意に増加した. 主観的不安の高まりが母音空間の縮小と吃音生起率の上昇をもたらしたと考えられる.

Copyright © 2011 日本音声言語医学会

記事ツール

この記事を共有