J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

音声言語医学
Vol. 52 (2011) No. 1 P 9-18

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.52.9

原著

本研究では口腔咽頭領域の運動機能の解明を目指し, 磁気共鳴画像装置 (Magnetic Resonance Imaging: MRI) を用いて生体の舌筋構造がわかる解剖図を作成する. 4種の撮像条件 (Field Echo法のin-phase, opposed-phase, Spin Echo法のT1強調, プロトン密度強調画像) を用いて異なる組織コントラストをもつMRIデータを赤 (red: R) , 緑 (green: G) , 青 (blue: B) の各チャンネルに配置して舌筋のMRI-RGB合成画像を作成し, 矢状・冠状・水平面における複数断面の筋組織分布を評価した. これらの合成画像において外舌筋と一部の顎筋は筋束の走行を識別できた. 内舌筋のうち垂直舌筋は特定困難であったが, 上縦舌筋, 下縦舌筋および横舌筋の筋束方向 (脂肪を含む) を一部観察できた. 複数の撮像条件を組み合わせた組織構造の可視化法は, 発話, 嚥下, 呼吸等にかかわる口腔機能を推定するうえで有用と考えられる.

Copyright © 2011 日本音声言語医学会

記事ツール

この記事を共有