J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

音声言語医学
Vol. 52 (2011) No. 3 P 197-201

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.52.197

総説

脳梗塞急性期には高率に嚥下障害を合併する. 脳梗塞の病型により嚥下障害の特徴があり, その病態を把握して正確な評価をしたうえで全身状態に併せて訓練を選択し, 絶食の判断や適切な食事療法および薬物治療を行うことが誤嚥を減少させる. 口腔ケアや呼吸リハビリテーションも併用する. 重症例ではボツリヌス毒素注入療法や手術療法を考慮する. 嚥下障害は誤嚥や栄養障害を引き起こし, 予後を決定する因子となる. 経過中, 誤嚥を予防して, 栄養管理を行い, 安全な経口摂取を目指す必要がある. 嚥下障害重症例では, 専門的な嚥下訓練の継続や胃瘻など代替栄養を必要とする. 脳卒中地域連携クリニカルパスの普及に伴い, 嚥下障害治療にも地域連携システムが必要とされる.

Copyright © 2011 日本音声言語医学会

記事ツール

この記事を共有