J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

音声言語医学
Vol. 52 (2011) No. 3 P 209-216

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.52.209

総説

言語は人間固有の高次脳機能であり,19世紀より大脳皮質における言語の機能局在と機能分化が提唱されてきた.現在では,脳機能イメージングを用いた研究により,機能局在と機能分化について,詳細な知見が得られるようになってきている.言語野においては,文法・読解・音韻・単語の中枢が機能モジュールとして分かれており,それぞれ左下前頭回背側部・同腹側部・上側頭回・角回縁上回に対応する.また,これら4領域は,すべて基本的に左脳優位である.一方われわれは,音楽におけるメロディーの処理について言語と比較しながら解析したところ,聴覚野において右脳優位の活動が検出された.人間固有の能力に関する高次脳機能に,このような異なる半球優位性が観察されるのは興味深い.

Copyright © 2011 日本音声言語医学会

記事ツール

この記事を共有