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音声言語医学
Vol. 52 (2011) No. 3 P 225-232

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http://doi.org/10.5112/jjlp.52.225

原著

研究1では, 小学5年生から中学2年生の典型発達児によって評価された児童の親密度値と心像性値を成人の場合と比較検討すること, 研究2では, 通常学級に在籍する小学4年生97名の漢字単語読解力と音読力および単語の聴覚的理解力に対する親密度と心像性, 配当学年の影響を検討することを目的とした. 研究1の結果, 児童の親密度値は成人の場合とやや異なる傾向を有していた. そのため, 研究2では児童の単語属性値を用いて分析を行った. 研究2の結果, 小学4年生の漢字単語読解力と単語の聴覚的理解力に対して心像性が最も大きく影響しており, 音読力に対しては配当学年, 次いで心像性が有意な影響を示した. 心像性値と親密度値において成人の値ではなく児童の値を用いた今回の分析から, 児童の漢字単語読解力と音読力および単語の聴覚的理解力の学習において, 感覚イメージ (心的イメージ) が想起されやすい単語から行うことが有効なのではないかと思われた.

Copyright © 2011 日本音声言語医学会

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