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音声言語医学
Vol. 52 (2011) No. 3 P 271-275

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http://doi.org/10.5112/jjlp.52.271

短報

痙攣性発声障害に対する甲状軟骨形成術II型の作用は, 声門前方開大維持による声門過閉鎖防止である. 原理は単純であるが, 手術中に甲状軟骨が呼吸や嚥下により絶えず動くことと, 甲状軟骨正中部位と気道内腔との距離がほとんどないため, 気道内が開放される危険性があり高度な手術手技が必要である.
また甲状軟骨切開縁の剥離と開大程度は症例によりさまざまであり, 従来使用してきた手術器具では軟骨破損や気道内への侵入をきたす可能性がある.
そこで安全でかつ容易に手術を行うため甲状軟骨内軟骨膜を容易に剥離できる甲状軟骨剥離子, 嚥下や発声などの動作時にも安定して声門開大可能な声門開大鉗子, 甲状軟骨を上下に挟み込むような鍔と脱着が容易なつまみを付けた声門開大スペーサを開発したのでこれらの有用性と改良点について報告する.

Copyright © 2011 日本音声言語医学会

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