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音声言語医学
Vol. 54 (2013) No. 3 p. 174-178

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.54.174

原著

言語獲得を促す指導のためには典型発達児の知見が不可欠である.本研究では動詞のタ形・ル形・テイル形・否定形の獲得順序を検討した.対象児は1歳9ヵ月~2歳11ヵ月の典型発達児95名であった.誘導産出課題を実施した結果,最も年齢の低い群での使用率はタ形が最も高く,否定形,テル形,ル形の順であった.また,4つの形態のうち1つのみを産出する場合はすべてタ形が産出され,2つの場合は否定形が加わり,3つの場合はそれらに加えてテル形やル形が産出され,最終的に4つの形態が出揃うという傾向があった.さらに,4つの形態すべてを産出した対象児は1歳9~11ヵ月の群では9.1%と低かったが,2歳3~5ヵ月の群では76.2%へと急激に増加した.これらの結果から,まずタ形が獲得され,その後に否定形,さらにテル形やル形が獲得されること,4つの形態は2歳6ヵ月頃までに獲得されることが示唆された.

Copyright © 2013 日本音声言語医学会

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