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音声言語医学
Vol. 55 (2014) No. 3 p. 219-225

記事言語:

http://doi.org/10.5112/jjlp.55.219

原著

全般的知能が正常な韓国語話者の小学1年生のうち,2年生まで追跡可能であった85名を対象とし,ハングルにおける音読の発達的変化にかかわる認知能力の影響と音読方略の発達的変化を検討した.重回帰分析の結果,非単語音読成績の変化を有意に予測する認知能力は視覚認知能力と音韻認識能力であった.音読の流暢性課題では,単語と非単語速読成績の変化を予測する認知能力は自動化能力と語彙力であった.分散分析の結果,音読流暢性においては語彙性と学年の有意な交互作用が認められた.本研究の結果から,ハングル音読の学習到達度には認知能力の発達が関係していることが考えられた.また,1年生から2年生の間には非語彙経路と語彙経路双方が発達していたのではないかと思われた.

Copyright © 2014 日本音声言語医学会

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