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音声言語医学
Vol. 56 (2015) No. 3 p. 257-261

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http://doi.org/10.5112/jjlp.56.257

短報

わが国においては超高齢化社会が年々進んでおり,嚥下障害は社会的にも大きな問題になっている.嚥下障害が発症すると,体重減少,免疫能・治癒能低下,生きる意欲の低下などの老年症候群が進行してさらに嚥下機能が低下するという悪循環に陥ることも少なくない.本稿では加齢による嚥下機能変化について,咽喉頭の局所性変化および代表的な全身性変化からの影響について述べた.特に咽頭期では,嚥下反射惹起の遅延,嚥下運動量の変化,食道入口部開大制限が生じる.これらの予防法としては,感覚刺激を目的とした薬物療法や嚥下関連器官の機能訓練が有用と考えられる.

Copyright © 2015 日本音声言語医学会

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